スギライトは、パワーストーンとしては比較的新しく、1940年代に日本で発見されたといわれています。その後研究を重ね、1970年代に岩石学者の村上充英氏によって新鉱物として申請されたそうです。その際に、発見者ではないかと考えられている恩師、杉健一氏にちなんでスギライト(杉石)という名前が付けられました。日本人の名がつけられた世界三大ヒーリングストーンの一つです。
スギライトは結晶形になることは極めて稀で、時には様々な他鉱物を内包しながら不規則な塊状を形成します。そのため、真っ黒に近いものから艶のある鈍色、灰色、うぐいす色、赤紫、紫、ピンクなど、様々な色彩を持っています。アクセサリーとして人気が高いのは、やはり美しい紫色や希少なピンク色のものですが、スギライトのパワーは、この、色によって少しずつ波長の違うパワーが共振してこそ強く発揮されるのではないかと思います。
スギライトはラリマー、チャロアイトと並ぶ、世界三大ヒーリングストーンの1つ。日本で発見された石であるにも関わらず、最初はアメリカのニューエイジやヒーラーの間でブームに火がつき、その後日本でも親しまれるようになりました。アメリカでは「スジライト」と呼ばれ、「第三の目」(眉間のあたりに存在すると考えられているスピリチュアルゲート)を開き、霊性を高め、魂と意識の進化を促すパワーストーンとして多くの人に愛されています。
紫は霊性を高める高貴で神聖な色とされていますが、スギライトはまさにその波動を強く発しています。この石の癒しや浄化のパワーはとても強く、そのため「スギライトは浄化の必要がない」と言われているほどです。20世紀に発見された中で最高のヒーリングストーンと称され、心身を浄化して負のエネルギーを取り除き、エネルギーを充填して活性化してくれると伝えられています。
創造力や直観力を高め、「自分に必要なものは何か、必要以上に執着してしまっている事柄は何か」明確に示してくれるので、おのずと意識が変わり、自分を中心に周囲にも変化が表れてくるでしょう。周りが変わったように感じられるかもしれませんが、それは自分自身の意識が変化した結果に過ぎません。また、スギライトは精神を成熟させ、寛容さと叡智を授けると伝えられていることから、恋人や友人、家族との人間関係を良好で円満なものとし、絆を深めてくれるといわれています。
スギライトは繊細な人、感受性が強い人、落ち込みやすい人、多忙で精神的に疲れてしまっている人にもおすすめです。心に安らぎと安定感をもたらし、自分を肯定する気持ちを強めて、冷静に物事を見極める洞察力や直観力を高めてくれます。魂の目的をクリアにし、自己の内側にパワーを溜めて、目標に向かって再び頑張れるような状態に導いてくれるでしょう。
周囲の雑音や攻撃、邪悪な波動、悪夢などから身を守る盾のような役割を果たしてくれるので、ストレスを感じる時や気持ちが弱っている時には、常に身に着けておくと心強いと思います。
スギライトは色によってかなりエネルギー的に個体差のある石で、色が濃く黒っぽいものほど外部のマイナスエネルギー( 霊、人の想念、環境等) から持ち主を保護する力が強い傾向があります。その点においては数ある石の中でも最高レベルと言って良いでしょう。逆に色が明るくなるほど、癒しの力が強まり、柔らかい印象のエネルギーに変わります。
人と多く会う職業の人、霊的な干渉を受けやすい人にオススメの石で、また、インスピレーションを高めたい人、霊的なレベルでの成長を望む人にもとても有効な石です。